家庭医について

家庭医とは

院長写真赤ちゃんからご高齢の方まで、すべての年齢の方を対象に、幅広い健康問題を継続的に診療する医師を「家庭医」と呼びます。全診療科の診療トレーニングを受けているため、ほとんどの症状や不調に関して適切な初期診療が可能です。必要があれば専門医と連携し、適切な医療をスムーズに受けられるようにするのも家庭医の重要な役割です。
患者様ご本人、ご家族、ライフスタイル、地域性を含めて総合的に診断します。さらに、長く診療を続けることで患者様個々のライフステージや状況により適した医療を提供し、患者様とご家族が健やかに暮らすための支援を行います。お子さんが成長し成人になっても同じ医療機関で診察を受けることは、患者さんの人生に寄り添う家庭医だからこそできるメリットと考えます。

家庭医はなんでも
相談できる医師

風邪や腹痛、蕁麻疹といった急性症状、長引く症状、原因不明の不調、ちょっとしたケガはもちろん、慢性疾患のコントロール、手術後のケアやフォロー、心身の不調、認知症、そして末期がんの看取りなど、なんでもご相談いただけます。血液検査、胸部や腹部レントゲン検査、心電図検査、心臓・腹部・頸部エコー検査などを行い、より専門的な検査や治療が必要な場合には、連携医療機関をご紹介して継続的な診療を受けられます。
また、家庭医は、医師、看護師、理学療法士といった医療従事者だけでなく、ケアマネージャーやソーシャルワーカーとも連携し、チームとして患者様をサポートします。

診察可能な病気

診察可能な病気 一般的な疾患やちょっとしたケガなど、診療科を問わずに診ています。まれな疾患、入院加療が必要なケース、専門医による検査・治療が必要と判断された場合には、連携している適切な医療機関をご紹介して継続的に診療を受けていただけるようにしています。どんな症状・不調でも安心してご相談ください。

急性疾患

急に起こった症状(のどの痛み、発熱、頭痛、腹痛、吐き気・嘔吐、蕁麻疹など)

慢性疾患

生活習慣病(糖尿病、高血圧、高脂血症、高尿酸血症など)

その他の疾患

  • アレルギー症状(花粉症、喘息、蕁麻疹)
  • 頭痛・片頭痛
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 腰・肩・膝などの痛み
  • 腎臓疾患(慢性腎臓病・血尿・蛋白尿・結石)
  • 慢性疲労感・貧血
  • 甲状腺疾患 など

小児

急性症状から、おむつかぶれ、長引く咳、耳痛、鼻水、鼻づまり、腹痛、頭痛など
なんでもご相談いただけます。また、体調不良や腹痛、頭痛で登校が困難、体育の授業が休みがちなどのご相談も対応可能です。また、乳幼児健診や各種ワクチン接種にも丁寧に御説明・御対応させていただきます。

女性(婦人科)

生理不順、月経困難症(月経痛)、更年期障害、閉経にともなう体調変化など
婦人科のお悩みにも対応し、低用量ピルや漢方薬の処方も行っています。症状が強い場合には、患者様のご希望や状況に合わせた適切な連携医療機関をご紹介しています。

高齢の方

もの忘れ・認知症、頻尿、尿漏れ、骨粗鬆症など
加齢によって生じる疾患を幅広く診療しています。

皮膚症状

蕁麻疹、にきび、あせも、虫刺され、水虫、帯状疱疹、ヘルペスなど
発疹、湿疹、赤み、水疱、かゆみといった皮膚症状に対応しています。

ケガや筋挫傷・捻挫

切り傷、擦り傷といったケガ治療、小外科、など

健康診断

健康管理と病気の早期発見のための健康診断に対応しています。

禁煙外来

喫煙を止めたいとお考えの方をサポートする、禁煙外来も行っています。禁煙は幅広い疾患の予防や効果的な治療に役立ちます。

自由診療

AGA(男性型脱毛症)などの処方をはじめ、ご希望される方には各種の自費診療が可能です。当院ではAGA治療薬としてデュタステリド(ザガーロ)を採用しております。

よくある質問

総合診療や家庭医を中心に、診療に関するよくある質問にお答えしています。他に気になることや疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

総合診療について教えてください

近年、医学は急激に発達して高度な医療が次々に実現しています。高度な先進医療には専門性の高い診療が必要になるため、医療分野が細分化して専門医が増加し、これまで治らなかった疾患が治せるようになるなど、医療水準が高くなっています。
反面、専門外の分野に関する横断的な診療が弱くなるという弊害も起こりやすくなっています。複数の持病を抱えている方は多く、処方薬の相互作用など複数専門分野の横断的な知識は日常的な診療にも不可欠です。また、多くの症状はさまざまな診療科の疾患でも共通しているため、広範な知識は不可欠です。
総合診療は、内科、外科、整形外科、皮膚科などのさまざまな疾患や症状を幅広く診療し、正しい診断と治療へ導きます。必要な場合には高度な専門性を備えた医療機関をご紹介することで、患者様が適切な検査・治療に辿り着くまでの負担を軽減します。
また、単純に症状や臓器だけを診るのではなく、心理面や社会的背景も考慮し、患者様やご家族が本当に必要としている医療につなげることも総合診療の重要な役割です。

総合診療医は、どのような医療を行いますか?

一般的な内科疾患から軽い外傷まで、幅広い診療領域の疾患や症状の適切な初期対応と必要に応じた継続医療を行い、心身や社会的立場まで含めた全人的な診療を行います。

総合内科専門医は、どういった資格ですか?

内科的慢性疾患の良質な健康管理・予防医学と日常診療を行う高レベルの「かかりつけ医」です。また、内科系急性・救急疾患に対しても適切な内科系一次救急医療を行い、基幹病院や大学病院と密に連携した内科系診療のネットワークの一翼を担います。さらに、医師の指導に当たるのも重要な役割です。総合専門医になるためには、一定基準以上の診療・教育・研究レベルを有する医療機関で総合的な内科診療について研鑽を積み、認定試験に合格するなどが必要です。

家庭医とは、なんですか?

年齢や性別、診療科などにとらわれず、健康問題を総合的に診療する医師です。地域の状況に合わせた診療を行い、ご家族全員を継続的に診ることで適切な医療を提供し、健康な暮らしをサポートします。

「かかりつけ医」とは、なんですか?

慢性疾患で定期的に通院する、または病気やケガで真っ先に相談する医師や医療機関です。継続的に受診することで、患者様のライフスタイルなどを把握した適切な医療をスピーディに行うことができます。健康相談などもできる相手であり、必要な際には適した専門医療機関を紹介して連携した治療を行うなど、いざという時にも頼りになる存在ですので、近所に「かかりつけ医」があると、安心です。

「かかりつけ医」として診療してもらえますか?

もちろん、「かかりつけ医」としての診療が可能です。特に不調がない時でも、お気軽になんでもご相談ください。「こんなことで受診していいのか?」と思われることから、疾患が見つかることもあります。お持ちの場合には、お薬手帳、紹介状、検査結果などをご持参いただくとスムーズな診療が可能になります。

予約なしでも当日受診は可能ですか?

可能です。ただし、当院は予約優先の診療を行っていますので、ご予約されていない場合は長くお待ちいただく可能性があります。できましたらネット予約をしていただくよう、お願いいたします。

子どもも受診できますか?

小児科診療も行っています。診察を行って専門診療科の検査・診察が必要と判断された場合には、連携している医療機関をご紹介しています。

他院を受診していても診察は可能ですか?

セカンドオピニオンを含めて、診察可能です。お気軽にご来院ください。

健康診断は可能ですか?

定期健診、一般健診、雇い入れ健診など、幅広い健康診断に対応しています。また、乳幼児健診も行っています。健診や乳幼児健診をご希望の場合には、事前にご予約ください。

特定健診は可能ですか?

国保、社保の特定健診に対応しています。ご希望の場合には、事前にご予約ください。

お薬はクリニックで受け取れますか?

当院では一部のお薬を院内処方でお渡しすることが可能です。(風邪や胃腸症状、解熱鎮痛薬、一部慢性疾患のお薬など。)その他のお薬は院外処方とさせていただいただき、お会計時に処方箋をお渡ししています。当院の近隣には、複数の調剤薬局もございます。

保険証を持参しなくても受診できますか?

自由診療扱いとなり、患者様の全額負担となりますが、可能です。なお、同月中に保険証を当院までご持参いただいた場合、保険適用としてお取り扱いして保険適用された自己負担分を除いた額を返金いたします。ただし、翌月になると返金はできませんので、ご注意ください。また、再診でも毎月最初の受診の際には、必ず保険証をご持参ください。

生活保護を受給していますが、診察可能ですか?

可能です。初診の際には、医療券を必ずお持ちください。医療券は医療機関ごとに必要になりますので、事前に福祉事務所で申請を行ってください。再診でも毎月最初の受診の際には、医療券をご持参ください。

領収書をなくしてしまいました。再発行できますか?

申し訳ありませんが、領収書は再発行できません。医療費領収書の保管機関は5年間です。大切に保管してください。

診断書が必要ですが、書いてもらえますか?

診断書の発行は可能です。発行の際には別途、1,800〜5,500円(税込)が必要です。※内容により金額が異なります。

 

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