予防接種

インフルエンザワクチン

インフルエンザウイルスに対するワクチンを接種することで、インフルエンザに感染するのを予防します。季節性インフルエンザは流行性があるため、流行し始めると一気に感染が拡大してしまいます。また、インフルエンザウイルスは、毎年タイプを変えて流行します。それに対応するためにも、毎年予防接種を行うことが重要です。
このように、インフルエンザが流行する前にワクチン接種して、インフルエンザ感染の予防効果が得られます。

費用

	費用
インフルエンザ予防接種	1回目 3,500円 2回目 2,500円（12歳以下のみ）

 

肺炎球菌ワクチン

肺炎予防のために接種するワクチンが、肺炎球菌ワクチンです。肺炎球菌は、肺炎のなかでも最も多い原因菌です。成人の肺炎患者のほとんどが、この肺炎球菌とされています。肺炎球菌ワクチンを接種することで肺炎に感染するのを予防し、罹患したとしても重症化を防ぎます。
なお、肺炎球菌ワクチン接種後5年以内に再接種すると、注射した患部が強く痛むことがあります。再接種したい場合は、初めの接種から5年以上期間を空けてから行ってください。

※インフルエンザ以外の予防接種は、対象年齢を高校生以上としております。

費用

	費用
ニューモバックス	9,500円（税込）

帯状疱疹ワクチン（シングリックス）

帯状疱疹を予防できるワクチンです。対象となる年齢は50歳以上です。帯状疱疹ワクチンは、水痘（みずぼうそう）予防目的では接種できません。なお、接種する間隔は2カ月の間隔で2回となります。（1回の接種は0.5ml）

費用

	費用
帯状疱疹ワクチン接種	1回 22,500円（税込み） （2回接種で45,000円）

 

 

接種後30分は、安静にしてアレルギー反応などの体調変化がないかを確認します。ワクチン接種を行う場合は、帯状疱疹ワクチン（シングリックス）における副反応や注意点・効果などをよく理解して接種しましょう。

※ワクチン接種をご希望の方は、事前に当院までご相談ください。直接ご来院頂いても接種できないことがあるためご注意ください。

効果

帯状疱疹における予防効果は、50歳以上で97％、70歳以上で90％とされています。また、帯状疱疹後神経痛の発症を軽減する効果があります。

副作用

筋肉痛・頭痛・悪寒・発熱・疲労・胃腸症状が副反応として現れることがあります。

注意点

以下に該当する方は、ワクチン接種することができません。

• 37.5度以上の発熱がある方
• 過去に帯状疱疹ワクチンに含まれている成分を接種後、アナフィラキシーショックを起こしたことがある方
• 重篤な急性疾患に罹患している方
• 医師より、予防接種が不適当な状態にあると判断された方

接種の適否を判断するケースとは

• 心臓病や血管疾患・腎臓・肝臓・血液障害などの基礎疾患をお持ちの方
• 過去にけいれんやひきつけを起こしたことのある方
• 他のワクチン接種で2日以内に発熱が起きた方や全身性発疹など、アレルギー反応が疑われる症状が現れた方
• 過去に免疫異常と診断されたことがある方
• 親族に先天性免疫不全症の方がいる方
• 帯状疱疹ワクチンに含まれている成分でアレルギー反応を起こす恐れがある方
• 血小板減少症や凝固障害をお持ちの方・抗凝固療法を受けている方
• 高齢の方

50歳未満の場合

近年、50歳未満で帯状疱疹になる方が増加傾向にあります。帯状疱疹ワクチン（シングリックス）は、対象年齢が50歳以上となっていますが、乾燥弱毒生水痘ワクチン（ビゲン）は年齢が50歳未満の方でも接種が可能です。

	シングリックス	乾燥弱毒生ワクチン
特徴	不活化ワクチン	弱毒化生ワクチン
効果	発症予防97％ 帯状疱疹後神経痛88％軽減	発症予防50％ 帯状疱疹後神経痛30％軽減
接種回数	2回	1回
副反応	注射患部の痛みと腫れ 頭痛・倦怠感 シングリックスの方が副反応がやや強い 副反応症状は3日～1週間以内	注射患部の痛みと腫れ 倦怠感 副反応症状は3日～1週間以内
持続期間	9年以上	5年程度
メリット	高い予防効果がある	副反応が少ない 価格が安い
デメリット	注射患部に強い腫れが出る 2回接種が必要	予防効果はシングリックスと比較すると低い
価格	22,500円/回 2回接種で45,000円	8,500円/回